タイ下院 タクシン元首相次女のタイ貢献党党首を第31代首相に選出 歴代最年少
タイ下院は8月16日、憲法裁判所の判決で失職したセーター前首相の後任として、タクシン元首相の次女で与党第1党「タイ貢献党」党首であるペートンタン氏(37)を第31代首相に選出した。氏名投票の結果は、賛成票319、反対票145、棄権27、欠席2。タイで2人目の女性首相であり、歴代最年少の首相となる。
15日午前中はタイ貢献党・チャイカセム氏の首相候補擁立が濃厚となったが、その後、同氏が検事総長だった時、タクシン元首相の起訴を複数見送っていること、および不敬罪規定に言及した発言記録のあることが発覚。そのため、同日夜、ペートンタン氏を首相候補として擁立することで連立与党の意見が一致した。