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エムポックス/サル痘 タイ保健省が2100万バーツ投入し3000人分のワクチン調達

エムポックス(サル痘)は今年に入ってコンゴ民主共和国で1万4000件以上の感染例と600人近い死亡者が報告されるなどしており、世界各国の保健当局が警戒を強化しているが、タイ保健省疾病対策局はこのほど、3000人分のエムポックス・ワクチンを2100万バーツで購入することになったと明らかにした。ワクチンは4か月のうちにタイに届けられ、まず空港職員など感染者に接する可能性のある人々や医療従事者などハイリスクグループに接種される予定だ。

疾病対策局のトンチャイ局長によれば、タイでは2022年1月から現在までに833人(男性812人、女性21人)のエムポックス感染が確認されているが、死亡したのは13人で、全員が免疫力が低下したHIV感染者だった。

同局長は、「エムポックスは性交などの濃厚な接触によって感染するので、感染例のほとんどは男性客とセックスワーカーの間で起きている。このため、すべての人がエムポックス・ワクチンを接種する必要はない」と述べている。 なお、エムポックスの症状は、発熱、頭痛、リンパ節の腫れ、筋肉痛などが1~5日続き、その後発疹が出現する。

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