タイのテレビ時代劇で毒味した黒猫が死ぬシーン放映 ネット上では非難の書き込みが殺到
タイのテレビ時代劇「アヨタヤ(アユタヤ)の女帝」で毒物を混ぜたお茶のような飲み物を毒味のため黒猫になめさせ、その猫が死ぬというシーンがあったが、これが物議を醸している。ネット上でも「なにか薬を飲ませたのか」「猫は生きているのか、死んだのではないか」「動物虐待ではないか」といった書き込みが殺到。テレビのニュース番組でも取り上げられるほどの騒ぎになっている。
これについて番組制作側は、撮影用動物を10年以上扱っているエージェンシーの専門家の監修のもとで撮影されたものと説明。番組の監督も「猫は生きており、元気にしている」と報告した。
ただ、畜産局のブンヤクリット副局長は、テレビ局側により詳しい説明を求め、監修した専門家が誰なのか明確にするよう指示したことを明らかにしている。
タイは動物愛護の精神を持つ人が多いほか、宗教的な理由もあり、当局は捕獲した野犬を殺処分することなく、引き取り手が見つからなければ施設で生涯にわたり面倒をみている。