タクシン元首相 不敬容疑の判決は8月22日 亡命時に韓国で問題発言
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ペートンタン首相の実父で元首相のタクシン氏は事実上の亡命生活を送っていた2015年に韓国で地元紙とのインタビューの中で問題発言をしたとして不敬罪を規定した刑法112条違反、コンピューター犯罪法違反に問われているが、司法当局はこのほど、タクシン氏には8月22日に一審の判決が下されると明らかにした。
現在保釈中の身であるタクシン氏はニューヨーク滞在中の2006年9月の軍事クーデターで首相の座を追われ、しばらくして帰国して首相在任中の不正などの罪で裁判にかけられることになった。だが、08年8月に裁判所の許可を得てオリンピック開催中の中国北京を訪れ、そのまま長期間にわたって逃亡生活を続けることになった。
タクシン氏は23年8月22日に15年ぶりタイに帰国して有罪判決を受け、警察病院のVIPルームに入院するという形で刑に服し、24年8月、正式に釈放された。今回の判決日は15年ぶりの帰国からちょうど2年目という節目の日となる。
