停戦合意も18万人が避難継続 カンボジアからの砲撃続く
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タイとカンボジアの国境紛争に伴う軍事衝突について、両国首脳が一旦は停戦に合意したが、その後もカンボジアによる砲撃が続いている。タイのマーリット外相によれば、7月29日の停戦発効後もカンボジア側による攻撃があったことから外交ルートを通じて抗議を行ったという。
これを受け、タイ内務省はカンボジアと国境を接する7県において、シェルターに避難している住民に対し、安全が確認されるまで帰宅しないよう呼びかけた。
7月29日時点で、これら7県には770か所のシェルターが設置され、計18万8734人が避難している。プームタム首相代行(副首相兼内相)は内務事務次官に対し、安全が正式に確認されるまでは住民の帰宅を認めないよう県知事や郡長に指示することを命じた。
