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【政治】副首相、来年3月29日投票の総選挙案提示 憲法改正国民投票も同日実施

ボウォンサク副首相はこのほど、総選挙を2026年3月29日(日)に実施し、憲法改正の是非を問う国民投票を同日に行う案を提示した。今回の提案は、政局の不確実性を少しでも払拭する狙いがあるとされる。

現政権は発足直後から、首相指名選挙をめぐる合意に基づき、最大野党・人民党が「4カ月以内の下院解散」を条件にタイ威信党のアヌティン党首の首相就任を支持した経緯がある。

選挙管理委員会(EC)によれば、次期選挙では電子投票システムの導入を一部試験的に実施する予定で、透明性確保と即時集計を試す。内務省は国民投票の実施経費として約35億バーツを計上する。ただ、政治学者らは「憲法改正と選挙を同日に行うのは合理的だが、政治的混乱を再燃させるリスクもある」と指摘している。

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