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【社会】寒冷前線で北部・東北部冷え込み バンコクも気温低下 南部は豪雨の恐れ 11月23日まで

タイ気象局は11月16日、中国大陸から張り出した寒冷前線の影響により、11月17日から23日にかけて全国で気温が下がるとの予報を発表した。発表によれば、東北部では気温が平年より4〜7℃低下し、バンコク都と近隣県を含む中部でも2〜4℃の気温低下が見込まれている。また、南部では暖かく湿った空気と寒冷前線がぶつかることで大雨になる恐れがあり、一部地域では豪雨になる可能性があるとして警戒を呼びかけている。

北部では今週、朝晩の冷え込みが強まり、山岳地帯では気温が10℃台前半まで下がるところも出る見通し。気象局は、17〜23日にかけてタイ北部に強い高気圧が張り出し、不安定な天候とともに最大7℃の急激な気温低下が起きる可能性を指摘する。

タイは10月下旬から2月にかけて「寒季」と呼ばれる比較的涼しい時期に入っており、今年も10月下旬から北部・東北部を中心に朝方の冷え込みが続いている。タイ政府系観光情報サイトによれば、この時期は北東モンスーンの影響で上部タイの気温が安定して下がり、降雨も少なくなるのが特徴だ。

これに対し、南部では北東モンスーンが強まることで降雨が増え、湾岸やアンダマン海では波高が2〜3メートルに達するところもある。タイ気象局は、強い雨が予想される地域では土砂災害や都市型洪水に注意するとともに、漁船など小型船舶は高波を避けるよう呼びかけている。

バンコク首都圏でも最低気温が20℃前後まで下がり、早朝には肌寒さを感じる日が増えるとみられる。気象局は、体調を崩しやすい季節の変わり目であることから、住民に対し防寒対策や健康管理の徹底を呼び掛けている。

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