【食品】タイの日本食店は5781店 2007年以降で初の前年割れ 市場は成熟局面に
広告

- ジェトロ調査で日本食店は5781店、前年比2.2%減(135店減)
- 地域別はバンコク2.3%減、近郊5県3.1%減、地方1.9%減
- 増加はラーメン823店(2.6%増)とカフェ350店(6.4%増)のみ
- 消費者の価値観が「プレミアム」から「コスパ」へ
ジェトロ・バンコク事務所が2026年1月20日に公表した2025年度調査によると、タイの日本食レストランは5781店となり、前年から135店減少した(前年比2.2%減)。調査を開始した2007年以降で初の減少となり、市場が成熟局面入りを示すことになった。
地域別ではバンコクが前年比2.3%減、近郊5県が同3.1%減、その他地方も同1.9%減と、いずれも前年割れとなった。業態別では総合和食が1398店(同2.8%減)で最多を維持。また、前年比でプラスとなったのはラーメン823店(同2.6%増)と喫茶・カフェ350店(同6.4%増)だけだった。なお、焼肉・BBQ(394店)は9.0%減と落ち込みがもっとも大きい。
店舗展開の構造も変化し、1店舗経営は2168店で減少に転じたほか、2〜5店舗規模のブランドも減少が目立った。一方、51店舗以上の大規模ブランドは横ばいとなり、二極化が鮮明となっている。ジェトロはこの背景として、タイ景気の鈍化に加え、日本人居住者や外国人旅行者の減少、消費者の価値観が「プレミアム」から「体験」や「コスパ」へ移っている点を挙げた。
