【商業】エアアジアX、燃料急騰で運賃最大40%上げ 路線縮小検討するも中東ハブ構想は維持
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マレーシア系格安航空(LCC)のエアアジアXが、運賃を最大40%引き上げる。中東の戦闘長期化で航空燃料が急騰し、燃油サーチャージも約20%上乗せする。
最高経営責任者(CEO)のボー・リンガム氏は、ジェット燃料の平均価格が1バレル当たり約90ドルから約200ドルへ跳ね上がったと説明。低運賃を強みにするLCCほど打撃は大きく、増便余力の乏しいなかで収益を守るため価格転嫁を急ぐ。中東紛争後はアジアでも燃料不足が深刻となり、供給不安が運航計画をさらに難しくしている。
今後、採算の合わない便を中心に整理し、断食明け後に運航規模を約10%縮小する。LCCは燃料サーチャージを設けていないため、オイル相場変動の影響を受けやすい。そのため、機材配置の見直しや整備計画の先送りも検討する。
その一方で、6月26日にクアラルンプール=バーレーン=ロンドン路線を立ち上げる予定。また、中東にハブを置く構想は維持する考えだ。需要面では欧州からアジアへの予約は底堅いとして、中央アジアやイスタンブール方面の増便や提携も探る。

