【労働】BOIがタイ北部工業団地で外国人雇用規制の講習会開催 法令遵守を徹底へ
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タイ労働省が、北部ランプン県の工業団地において外国人労働者の雇用に関する法令遵守を徹底するための講習会を実施した。近年の労働力不足を背景に周辺諸国からの労働者を受け入れる企業が増加する中、不法就労の防止と適切な管理体制の構築が急務となっている。日系を含む多くの製造業者が参加し、最新の規制運用について理解を深めた。
当局は、外国人労働者の登録手続きや労働許可証の更新に関する法的要件を改めて説明。定められた職種以外での就労や、許可なき事業所間移動が厳格に禁じられている点を強調し、違反が発覚した場合は雇用主にも多額の罰金や事業停止命令が下される可能性があることを周知した。書類の有効期限管理をデジタル化するなど人為的ミスを防ぐ具体的な対策の導入が推奨されており、宿舎の衛生環境や人権保護の観点からも国際的な監査基準に合わせた対応が求められている。
タイ全土で少子高齢化が進む中、単純労働のみならず熟練工の確保も難しくなっている。政府は外国人労働者の受け入れ枠を柔軟に運用する一方、管理には一切の妥協を許さない構えだ。不法な雇用形態が一度でも露呈すれば社会的信頼を失うだけでなく、タイ投資委員会(BOI)の恩典取り消しという深刻な事態を招きかねない。北部以外の主要工業団地でも同様の講習会が開催される予定であり、各社は最新の情報を入手し労務体制の点検を継続する必要がある。
