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【IT】タイが量子コンピュータ対応ロードマップ発表 サイバー戦略も同時公表

タイ国家サイバーセキュリティ局(NCSA)は6月25日、「Quantum-Ready 2030」と銘打った量子コンピュータ対応ロードマップと、AI(人工知能)・クラウド技術に対応した国家AIセキュリティ戦略を発表した。

量子コンピュータとは、従来のコンピュータでは解読困難な暗号を短時間で破れる可能性を持つ次世代計算機だ。NCSAのアモーン事務局長は「現在広く使われている暗号アルゴリズムが量子コンピュータに破られる前に、政府機関と民間企業が『耐量子暗号(PQC)』へと移行できるよう支援するのがロードマップの目的」と説明する。

ロードマップは4本柱から成る。PQCへの移行計画策定、国家デジタルインフラの耐量子化への対応、専門人材の育成、そしてガバナンスの枠組みと技術標準の整備だ。

さらに2つの国家サイバーセキュリティ標準の施行スケジュールも公表。「クラウドサイバーセキュリティ基準」は9月10日から、「ウェブサイトセキュリティ基準1.0」は9月17日から適用される。両標準は公共・民間双方のデジタルサービスの安全性と信頼性の向上を目的とする。

タイは国際電気通信連合(ITU)が発表する「世界サイバーセキュリティ指数(GCI)2024」において194カ国中7位(満点99.22/100)と最上位カテゴリーに位置づけられている。また、NCSAのサイバーセキュリティ啓発・人材育成プログラムはこれまでに195万人以上が参加している。

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