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【IT】タイ商工会議所大学、企業向けAI活用支援の新拠点を開設 産学連携で始動

タイ商工会議所大学(UTCC)は7月6日、企業の人工知能(AI)活用を支援する新拠点「UTCCエーアイ・インスティチュート」を開設したと発表した。技術団体や業界団体9機関と協力協定を結び、同大学工学部が中心となって運営する。タイ商工会議所(TCC)のロボット・AI委員会委員長を務めるジット氏は、開設式典で「タイはいまAI経済に突入しつつある」と強調した。

同氏によれば、世界のAI市場の85%はAI開発そのものではなく、AIを実際の業務にどう応用するかという「下流」の領域に位置する。タイが目指すべきは東南アジア地域における「AIソリューションハブ」であり、企業実務への応用に強みを持つ人材育成が急務だと訴える。

国内のAI市場規模は500億バーツとされる一方、地場のAI企業200〜300社が獲得できているのはそのうちわずか20〜30億バーツにとどまり、大半の収益が海外のバックエンド提供企業に流れている現状も指摘された。

タイで急務となるAI人材育成

UTCC学長のタナワット氏は、同大学がすでに全講義にAIを組み込む「AIファースト」戦略を採用していることを紹介。AI・情報通信技術を専攻する学生の割合は現状わずか1%にとどまっており、これを10%まで引き上げる目標を掲げた。新拠点は今後5年間のロードマップの下、企業向け短期研修プログラム「AI開発者ファストトラック」なども展開する計画だ。

タイ政府は2035年までにデータセンターやAI分野の地域拠点、ヒューマノイドロボットの製造基盤としての地位確立を目指しており、UTCCの取り組みはこうした国家戦略とも軌を一にする。

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