【経済】SET指数 年内1700ポイント突破の観測強まる
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タイの株式市場が一段の上昇局面を迎えている。市場ストラテジストの間では、SET指数(タイ証券取引所総合指数)が今年中に1700ポイントの大台を突破するとの見方が強まっており、なかには1730ポイントまで見込む強気の予想も出ている。
先週末に開催された投資セミナー「SETズームイン・ライブ」では、市場関係者から従来より楽観的な見通しが相次いで示された。アジア・プラス証券のトゥーサック上級副社長は、年末のSET指数目標を1720〜1730ポイントに引き上げたことを明らかにし、1株当たり利益(EPS)は95バーツに達すると予測した。CGSインターナショナル証券(タイ)の幹部も、指数が1700ポイントに達するのは「確実」との見方を示し、長期的には1800〜1900ポイントへの上昇も可能だと述べた。
投資家心理の改善を後押ししたのは、7月9日の憲法裁判所の判断だ。政府が打ち出した4000億バーツ規模の緊急融資令が合法だと認められたことを受け、月初来の外国人投資家による純流入額は約280億バーツに達した。SET市場は現在、来年の予想収益の約17倍で取引されているが、時価総額の大きいデルタ・エレクトロニクス(タイランド)を除くと予想株価収益率は13.1倍にとどまり、米国、日本、台湾など主要市場と比べても割安感が際立つという。
配当利回りの高さも投資家を引き付ける材料だ。SET市場の2026年予想配当利回りは3.6%とされ、MSCI全世界株指数の平均1.7%を大きく上回る。上半期に26.3%上昇した実績を踏まえ、証券各社は高配当セクターや出遅れ感のある優良銘柄への投資を推奨している。
