【食品】タイ政府がハラール食品輸出を強力推進 加工基準高度化で世界市場開拓へ
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タイ商務省と工業省が、タイ産加工食品の世界シェア拡大を目指し、ハラール食品産業の振興ロードマップを強化する。中東や東南アジアを中心に世界的なハラール市場が急速に拡大する中、認証プロセスのデジタル化による迅速化や、国際基準との相互認証協定の締結を進める。
タイは「世界の台所」構想を掲げ、豊富な一次産品を生かした食品加工の高度化を進めてきた。今後は、原材料の厳格なトレーサビリティ(生産・流通の履歴を追跡できる仕組み)確保や、衛生管理の国際認証取得が国際競争力を左右する課題となる。
タイ政府は、持続可能な原料調達や植物由来代替食品の開発、脱炭素型パッケージの導入など、高付加価値で環境配慮型の食品加工エコシステムの構築も支援する方針を打ち出した。
タイ国内で食品加工や調味料、飲料の製造拠点を展開する日系企業にとって、政府のハラール産業振興策や輸出支援体制の強化は、巨大なイスラム圏市場への供給拠点としてタイを活用する好機となる。日本の高度な加工・殺菌技術や品質管理手法を、現地の豊富な農水産物資源と組み合わせることで、差別化された高付加価値商品を世界に供給するモデルの確立が期待される。
