【車両】タイの自動車商戦で中国系ジェイクーが躍進 従来型工場の一時操業停止相次ぐ
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バンコク国際貿易展示場(BITEC)で8月21日から30日まで開催された自動車展示即売会「ビッグ・モーター・セール2026」において、中国の奇瑞汽車傘下であるオモダ・アンド・ジェイクー・タイランドが目覚ましい販売成果を収めた。同社の総成約台数は5028台に達し、そのうち主力電気自動車「ジェイクー5・EV (JAECOO 5 EV)」が過半の53%を占める2600台以上の予約を獲得した。
ジェイクー5・EVは2025年8月の市場投入以来、50万バーツ台からの戦略的な価格設定で消費者の支持を集めてきたが、今回の出展では現地組み立て体制への移行やバッテリー容量の拡充が奏功し、一段の競争力を誇示した。さらに航続距離延長型ハイブリッド「ジェイクー6T・REEV」も全体の28%の予約を集めるなど、多様な電動化モデルが購買層を牽引している。同社は9月末までに受注車両の納車を完了させる計画であり、販売網も全国100カ所以上のショールームへ拡充する方針だ。
この急速な中国系新興ブランドの台頭は、タイの裾野産業を支えてきた日系サプライチェーンに構造的な変革を突きつけている。中央銀行の最新報告によれば、内需低迷と電動化シフトの波を受けて従来型内燃機関部品を製造する工場の一時操業停止が相次ぐ。新興勢力による低価格攻勢とアフターサービス拡充は、タイの乗用車市場における勢力図を塗り替える勢いだ。
