タイ中銀総裁 新政権の誕生遅延が民間投資に与える影響懸念
タイ中央銀行のウィラタイ総裁はこのほど、新政府の発足が遅れる恐れのあることについて「経済的インパクトが心配される」と述べ、新政権の誕生遅延がタイ経済に悪影響を及ぼしかねないとの見方を示した。
総裁によれば、仮に新政権の誕生が8月か9月にずれ込んだ場合、今年10月にスタートする新年度における投資に影響する可能性があるという。また、これにより東部経済回廊(EEC)関連の官民連携計画のもとで実施されるプロジェクトへの民間部門の投資などが遅れることが懸念されるとのことだ。
なお、中央選管は5月9日に総選挙の公式結果発表を予定しており、これに伴い新政権誕生に向けた政党間の折衝が本格化する見通し。