タイ商工会議所大 今年の輸出伸び率を大幅に下方修正
タイ商工会議所大学(UTCC)国際貿易研究センターのアート所長によれば、同センターはこのほど今年のタイの輸出成長見通しを2月発表の3%から0.5~1%に下方修正した。これは、EUとベトナムの自由貿易協定(EVFTA)が6月1日に発効することに加え、米中貿易摩擦の深刻化が影響するとみられるため。
同所長は、「この先6カ月間でタイからの輸出は、米国が中国製品輸入の関税率を引き上げることで1.8%、23億6000万米ドル減少し、EVFTAの影響で0.3%、約6億8000万米ドルが減少する見通し」と説明している。