米中貿易摩擦 「タイ観光業への打撃を注視せよ」 政府系シンクタンク
国家経済社会開発委員会(NESDB)によれば、米中間の貿易摩擦が悪化することでタイの産業のうち観光業が最も打撃を受ける恐れがあるという。
トサポンNESDB事務局長は、「観光産業は脆弱。観光産業ではなにかよくないことが起きると大量解雇につながり、タイ経済全体にダメージを与えかねない。このため、観光産業が受ける影響に注意を払っていく必要がある」と指摘する。
タイでは、ホテルとレストランで約280万人、関連ビジネスでは小売業で約640万人、流通・倉庫で約130万人が雇用されている。