コメ輸出でタイが世界3位に転落か バーツ高、干ばつ、賃金上昇など響く
過去に世界一のコメ輸出国となったタイはここ数年、インドの後塵を拝し、世界2位となっていたが、今年は世界3位に転落する可能性があるという。
タイ・コメ輸出業者協会のチャルン会長によれば、タイ米は品種が限られていて国際市場での需要に十分対応できておらず、競争力が低下。さらに、生産コストが比較的高いほか、バーツ高が続き、広範な農地が干ばつに見舞われていることなどもタイ米の競争力を低下させる要因となっている。
このため、今年のコメ輸出では、タイはこれまで3位だったベトナムに追い抜かれ、3位に落ちる可能性が出てきたとのことだ。