タイ政府が大型景気刺激策を決定 4000億バーツを投入
政府は3月10日の閣議で、先に経済閣僚会議で合意された大型景気刺激策の実施を決定した。新型コロナウイルスの感染拡大でタイ経済が被る打撃の軽減を目的としたもので、総額4000億バーツが投入される見通し。
プラユット首相によれば、今回の刺激策は打撃を軽減するための最初の措置であり、打撃が予想以上であれば追加の措置を打ち出す方針という。
なお、経済閣僚会議では、貧困層など特定グループに1人当たり2000バーツを給付することが提案されたが、これには各方面から強い批判が出ていることから、今回の景気刺激策には盛り込まれなかった。