コロナ陽性者急増のバンコク近隣県で商業施設営業停止・夜間外出制限
12月19日午後9時、サムットサコン県知事がテレビ放送を通じて同日から来年1月3日まで商業・娯楽施設の営業停止、夜間外出制限などの移動制限措置を行うと発表した。
新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は17日、バンコク西隣のサムットサコン県ムアン郡の中央海老市場で働いている67歳女性の新型コロナ感染を発表。翌18日はタイ人と外国人出稼ぎ労働者あわせて13人に陽性反応が出たと報告している。そして19日、1192人を検査したところ43%にあたる516人の陽性が判明したと緊急発表。感染者の9割強がミャンマーからの外国人出稼ぎ労働者であり、大半が無症状もしくは軽症とのことだ。
このため、サムットサコン県知事は感染者の大半が働いていた中央海老市場と従業員宿舎エリアを封鎖し出入りを禁止。さらに、同県内の百貨店、娯楽施設、スパ、美容院、サウナ、ネット店、公営賭博場、スポーツ施設、運動場、ムエタイスタジアム、教育施設、保育施設などの営業を停止した。
病院およびホテル内を除きレストランはテイクアウトのみ許可。コンビニエンスストアは午後10時から午前5時まで営業停止となり、マーケット、生鮮市場の営業時間は6時間以内に限定される。また県在住者には午後10時から午前5時まで外出禁止が求められた。県境を越えた移動はタイ人のみ理由を説明することで許可されるが、県知事によれば、外国人の移動は禁止するとのことだ。すでに県境には検問所が設置されているという