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タイ語版ChatGPT 5月に評価版の利用が可能に

今話題の人工知能(AI)自然言語処理ツールである「ChatGPT」だが、タイ国立電子コンピューター技術研究センター(NECTEC)はこのほど、タイ人工知能実業家協会(AIEAT)、タイ人工知能協会(AIAT)、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)内NSTDAスーパーコンピューターセンター(ThaiSC)の3機関と協力して、タイ語データを豊富に学習させたタイ語版ChatGPT「Open ThaiGPT」の開発プロジェクトを進めていると発表した。

評価版(アルファ版)のバージョン1・0・1が5月、正式版のバージョン1・0が6月にリリースされる見通しで、無料で利用できる。NECTECの人工知能研究チームのリーダーで、AIAT代表のテープチャイ氏は、「豊富なタイ語データおよび膨大なデータを処理できるASEAN最大のスーパーコンビューター施設を我々は有しており、タイ語で使える人工知能の開発を推進するにはよいタイミング」と話している。

現在無料で利用できるChatGPTであるが、「タイ語は理解できますか」との質問に対し、「はい、私はタイ語をある程度理解できます。ただし、私の理解は私のトレーニング中に与えられたデータに限定されます。(以下略)」と返答しており、現時点でタイに関する知識、理解が完全ではないことを認めている。

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