政府系シンクタンクが経済成長見通しを下方修正
政府系シンクタンクの国家経済社会開発評議会(NESDC)はこのほど、世界経済の減速が予想されるとして今年のタイ経済成長見通しを以前に発表した2.7~3.7%から2.5~3%に下方修正した。ダヌチャNESDC事務局長が発表した。
同事務局長によれば、総選挙に伴う新政権の誕生が当初予想より大幅に遅れていることから、来年度(今年10月~来年9月)の国家予算執行が最長で6カ月ほど遅れ来年4月ごろにずれ込む可能性があるという。
さらに、新政権誕生に絡んで暴力的な抗議デモなどが起きれば、個人消費と外国からの投資に影響が出かねないとしている。