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村田製作所 MLCC市場シェア拡大のためタイに新工場

世界トップクラスの電子部品メーカーである村田製作所の生産子会社、村田エレクトロニクス(タイランド)はこのほど、タイ北部ラムプン県に主力製品である積層セラミックチップコンデンサ(MLCC)の新工場をオープンしたことに伴い、タイを世界におけるMLCCの主要生産国のひとつとする意向を明らかにした。

MLCCは、電極が印刷された厚さ数百ミクロンほどのセラミックを何千層にも重ね合わせて圧着し、焼き固めた電子部品で、モバイル機器、家電品、IoT機器などに使われている。

同社首脳によれば、新工場の完成によって、村田製MLCCの世界市場におけるシェアを拡大することになる。ラムプンの新工場は11月から稼働となる予定で、2028年までにフル稼働させる計画だ。 村田エレクトロニクス(タイランド)は1988年にラムプン県に設立され、超音波センサ、アンテナコイル、圧電製品、コンデンサなどの開発・製造を行っている。従業員数は昨年末時点で6200人あまり。

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