10都県の全域もしくは一部で最低賃金を400バーツに引き上げ 4月13日から
政府・雇用者・被雇用者の代表で構成される最低賃金3者委員会はこのほど、タイ10都県の全域あるいは一部地域を対象に1日当たり法定最低賃金を4月13日から400バーツに引き上げることを承認した。最低賃金が年に2度改定されるのは今回が初めて。
昨年末の改定時に政府側が大幅な引き上げを要望したのに対し、3者委員会はこれを聞き入れず、当初の予定通りに最低賃金を引き上げた。だが、3者委員会は政府の意向を容れて今年中に追加の引き上げを行う妥協案を示していた。
最低賃金が引き上げられるのは、バンコク都のパトゥムワン区とワタナ区、チェンマイ県の一部、プーケット全県、クラビ県の一部、ソンクラ県の一部、スラタニ県サムイ島、パンガ県の一部、チョンブリ県パタヤ市、プラチュアプキリカン県の一部、ラヨン県の一部となっている。
パイロート労働事務事務次官によれば、3者委員会は輸出・ロジスティクス部門で働く人を対象とした最低賃金引き上げも検討する予定とのことだ。