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4月の業況判断悪化 最低賃金400バーツへ引き上げが要因 タイ工業連盟が懸念強める

タイ工業連盟(FTI)はこのほど、4月のタイ業況判断指数(TISI)が3月の92.4ポイントから90.3ポイントに悪化したと発表した。この下落は、政府が1日当たり最低賃金を全国一律400バーツに引き上げる方針を打ち出していることが大きな要因とみられている。

クリエンクライFTI会長は、「経営者は販売や生産の落ち込みだけでなく、政府の最低賃金引き上げ、軽油や原材料の値上がりを懸念している。全国一律に最低賃金が400バーツに引き上げられたら、あらゆる産業が影響を受ける」と述べている。

なお、タイ業況判断指数(TISI)は、FTIが加盟企業を対象に毎月実施している景況感に関する調査の結果に基づいた指数。TISIが100ポイントを超えると「業況がよい」、下回ると「業況が悪い」を示している。

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