低価格製品の流入防止 付加価値税課税対象を価格1500バーツ以上から1バーツ以上へ
タイ政府は6月4日の閣議で、価格が1バーツを超える輸入品に付加価値税(VAT)を課すとする財務省案を大筋で承認した。
チャイ政府報道官によれば、とりわけ中国から廉価製品が大量にタイ市場に流入している問題の解決策の一環であるVAT課税対象拡大は、官報掲載の15日後から今年12月31日まで適用される。政府としては、今回承認された措置が外国製廉価品の蔓延問題解決にどの程度役立つかを見極めてから、次の対応を決める方針だ。
なお、2018年制定の現行法では、輸入品は1500バーツを超えるものだけに付加価値税を課すとされている。