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今年は4輪車だけでなく2輪車も生産・販売が不振 家計債務増大・購買力低下など原因

今年は4輪車の中でも最も人気のあるピックアップの販売が伸びず、新車販売が低迷していると報じられているが、タイ工業連盟(FTI)によれば、2輪車も生産と販売が落ち込んでいる。景気低迷、家計債務の増大、購買力の低下が主な原因という。

スラポンFTI副会長は、「経済の先行きが不明なため消費者はお金を使うことに慎重になっている。複数の企業が経営不振から経費削減のため従業員を解雇しており、その数は1万人に上っている」と指摘する。

今年1~5月期におけるタイ国内の2輪車販売は前年同期比9.1%減の73万9988台、2輪車輸出は同5.5%減の35万9603台だった。

なお、FTI自動車産業部会としては、政府が今後導入する景気刺激策に期待しているため、今のところ今年の2輪車の販売・生産見通しを下方修正することは考えていないという。

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