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BYDのEV値引き販売は問題なし タイ取引競争委員会が見解 「消費者が得をする」

中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)がタイで販売するEV価格を大幅に引き下げたことに対し、BYD製EVをすでに購入した者から「不公平」といった批判的意見が出ているが、タイ取引競争委員会(TCCT)はこのほど、BYDの値引きは取引競争法に抵触しておらず、却って価格競争を促進するもので歓迎すべきとの見方を示した。

ウィサヌTCCT事務局長は、「BYD製EVの販売価格は、(大幅に引き下げられたものの)生産コストを下回っていないため、2017年制定の取引競争法には違反していない。EVの販売価格はタイの方が中国より高く、(タイで)EVメーカーが値下げをすれば、自動車メーカー間の価格競争が活性化し消費者が得をする」と説明するとともに、「(値下げなどで)不利益を被ったと感じた消費者は消費者保護委員会に助けを求めることができる」と付け加えた。

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