住宅ローン返済期間延長を財務省が商業銀行と協議 完済時年齢を80~85歳へ引上げへ
ピチャイ財務相によれば、財務省は景気刺激策の一環として、住宅ローンの返済期間を借り手が80~85歳になるまで延長することについて商業銀行と協議する予定だ。この変更はすでに官営・政府住宅銀行が7月4日に導入しており、同行の既存ローン利用者8万人以上が乗り換えるほど人気が高まっているという。
同財務相は7月10日に開かれたセミナー「タイの不動産部門を開発して持続的成長を実現する」の席上、「商業銀行は非常に健全だが、消費者や零細企業は弱体。商業銀行はその強さを消費者、とりわけ住宅購入者と共有しなければならない」と指摘。さらに、住宅ローンの完済時年齢は現在、60~70歳になるまでが一般的というが、財務相は公務員の場合は85歳、それ以外は80歳まで延長するのが適切と訴えた。