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タイの食品輸出は今年8.8%成長の見通し 原料価格の低減で食品加工産業の環境が好転

工業省傘下の国家食品研究所(NFI)によれば、今年のタイの食品輸出は、前年を8.8%上回る1兆6000億バーツに達する見通しだ。スパワンNFI所長は、「ツナ、砂糖、大豆、小麦といった原材料は価格が下がっており、食品加工産業を取り巻く環境は好転している。今年上半期(1~6月)のタイの食品輸出は8520億バーツとなり、前年同期を9.9%上回った」と報告した。

また、タイと中国の2国間貿易について、同所長は、「中国からの果物や野菜といった農産物の輸入が増加して、タイの農家が影響を受けているが、今年の2国間の食品貿易は今のところタイから中国への輸出が中国からの輸入を上回っており、タイ側が貿易黒字となっている」と説明している。

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