ピチャイ財務相が講演　「この先４年の景気刺激策予算は最大３兆バーツ」

ピチャイ財務相はこのほど開かれた経済フォーラムのキーノートスピーチで、「政府にはこの先４年間の景気刺激策に投入できる予算が３兆バーツほどある」と説明した。

財務相によれば、昨年10月から今年９月までの昨年度における政府の負債はGDPの65～66％に当たる約12兆バーツであり、政府の財政的余裕は約４％。この先４年間政府の負債が対GDP比70％未満であれば、政府の財政的余裕は約３兆バーツとなり、これを景気刺激策に投入することが可能になるという。

財務相はまた、「タイ経済の成長に弾みをつけるには、長きにわたって低調な国内投資を促進する必要がある」と発言。ここ20年ほど国内投資の対GDP比は、それ以前の約40％を大きく下回る20～22％にとどまっているとのことだ。