政府系シンクタンクが予想 来年のタイ経済成長率は最低2.3%、最高3.3%
政府系シンクタンクの国家経済社会開発評議会(NESDC)によれば、昨年1.9%成長したタイ経済の今年の成長率は2.6%に達する見通しだが、この勢いを保ち来年も成長することが期待されるという。NESDCでは、来年のタイ経済成長率を最低2.3%、最高3.3%、平均2.8%程度と見込む。
ダヌチャNESDC事務局長は、「公共投資など政府の支出が増え、個人消費も増加傾向にあるほか、拡大が続き観光産業・輸出が来年のタイ経済成長を下支えすることになる」と説明する。
また、家計債務の増大が問題となっているが、ダヌチャ事務局長は、「増えてしまった家計債務を減らすのは容易ではない。家計債務は来年も現在のレベルで推移するだろう」としている。