ミャンマー大地震によるタイの経済損失は200億~300億バーツ サイアム商業銀行
ミャンマーで3月28日に起きた地震はタイにも直接、間接の影響を及ぼしているが、サイアム商業銀行(SCB)傘下のSCBエコノミック・インテリジェンスセンター(EIC)のチーフエコノミスト、ユンヨン氏はこのほど、地震の影響でこの先3~4カ月間にタイが受ける経済的損失が300億バーツあまりに上るとの見通しを示した。
最も大きいのは、観光業への影響で、タイを訪れる外国人観光客は今月、40万人程度減少する可能性があるという。EICでは、今年の訪タイ外国人数を3820万人程度と見積もっていたが、下方修正は避けられないとのことだ。
また、カシコン銀行傘下のカシコン・リサーチセンター(Kリサーチ)では、地震によるタイの経済的損失が200億バーツあまりに及び、今年のタイのGDP成長率を0.06%ほど押し下げると試算している。