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貴社の工場を守る

工場の漏電事故・火災を未然に防止する

Thai So Brain(タイ・ソーブレイン)

 Thai So Brain(タイ・ソーブレイン)の特許技術である「True R 技術(ベクトル理論Igr 方式)」がタイ製造業の間で注目されている。True R 技術とは、危険な漏洩電流を正確かつ迅速に検出し漏電事故・火災を未然に防止することのできる漏電測定・診断技術だ。
 漏電ブレーカーや漏電リレーが計測する漏洩電流は、「配線や配電装置の劣化による漏洩電流成分」(Ior)と「インバーターから発生するノイズ(高調波)成分」(Ioc)に区分される。このうち、ノイズ成分(Ioc)は発熱せず直接の脅威とはならないのであるが、漏電ブレーカー・漏電リレーの誤発報を引き起こし点検の手間もかかるため、タイの工場では取り外されていることもある。
 これに対し、本当に怖いのは配線や配電装置の劣化による漏洩電流成分(Ior)の方であり、漏洩電流の量が増えると発熱し周囲のゴミを燃やし火災が発生。最悪の場合、感電による即死の危険性もある。ただ、従来の漏電ブレーカー・漏電リレーでは危険成分であるIor だけを区別して計測することができなかった。そして、このIor のみ計測する方式としてSo Brainが開発したのが同社が特許を所有するTrue R 技術となる。
 まずハンディタイプの漏電測定器で工場のどの箇所で漏電しているかを診断する。漏電箇所確認後、機器メンテナンスや配線再工事を行い、その後、監視装置を設置。この監視装置は危険成分であるIor が設定値以上になった時のみ警報ランプを表示するとともに、警報情報を管理サーバーに送信する。工場を漏電による火災から守る極めて有効な対策といえそうだ。