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タイのコメ輸出 第1四半期に30%減 トランプ関税強行なら高級米の対米輸出は大打撃

タイ・コメ輸出業者協会のチューキアット名誉会長によれば、今年第1四半期(1~3月)のタイのコメ輸出はトランプ米大統領提唱の相互関税の影響などで210万トンにとどまり、前年同期を30%下回った。

具体的には、インドが白米輸出を再開し、インドネシアがタイ米輸入を一時的に停止したことが、タイ米輸出に影響した。ただ、インドネシアについては、今年タイからコメを最大100万トン輸入する見通しで、今年後半にタイ米輸入を再開することが予想されている。

また、チューキアット名誉会長は、「貿易についてトランプ大統領がどのような方針を打ち出すか詳しくモニターしてゆく必要がある。これまでに関税0%だったタイからの輸入には10%の関税がかけられる可能性がある。仮に米国がタイからの輸入に20~25%の関税を課すことになれば、米国が最大の輸入国であるタイの高級米ジャスミンライスの対米輸出は大きな打撃を受けることになる」としている。

なお、タイは昨年、ジャスミンライス63万トンを含む83万トンのタイ米を米国に輸出している。

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