タイ工業省 大量の電気電子機器廃棄物を差し押さえ 「輸入鉄くず」と虚偽申告
タイ工業省はこのほど、東部チョンブリ県にある会社から密輸された118トンに及ぶ電気電子機器廃棄物(e-waste)を差し押さえたことを明らかにした。これは、エカナット工業相が「e-waste密輸入との通報」を受け、チョンブリ県レームチャバン港に位置するMHCグループ・フリーゾーン社傘下の6社の立ち入り検査を命じたことに伴うもの。そのうちの1社から大量のe-wasteが見つかっており、同社は「米国から輸入した鉄くず」と虚偽の申告をしていた。
工場局は同社に対し30日以内に輸入元に返却するよう命じており、また、関税局が現在、法的措置を講ずる準備を進めている。
e-wasteとは、パソコン、スマートフォン、テレビなど使用済みの電気電子機器で、リサイクルや処分されるものを指す。