サハ・グループ バーツ高で業績ダウン 組閣迅速化求める
消費財コングロマリット「サハ・グループ」を率いるブンヤリット会長によれば、バーツ高により同グループの売り上げが落ちており、間もなく誕生する新政権がバーツ高を抑える措置を講じない限り今年下半期に状況がさらに悪化する恐れがあるという。
具体的には、バーツ高により農産物輸出が急減し、これが農家の収入減少、消費者の購買力低下、そして同グループの売り上げ減少につながっているとのことだ。
同グループはテキスタイル事業も手がけているが、この部門は業績が悪化しており、すでに事業規模の縮小に踏み切っているとのことだ。
このほか、同会長は、新政権の閣僚がまだ決まっていないことが新規の民間投資とりわけ外国からの投資を阻む結果を招いているとして、状況のさらなる悪化を回避すべく1カ月以内に組閣を実現する必要があると訴えた。