タイ商業・工業・銀行合同常設委 政策金利引き下げを中銀に提言
タイの主要経済3団体で組織されるタイ商業・工業・銀行合同常設委員会(JSCCIB)は1月10日、タイ国内外双方のリスクに直面しているタイ経済の実情に合わせるべく政策金利(翌日物レポ金利)を引き下げるようタイ中央銀行に提言した。
中央銀行が設定する短期金利である政策金利はタイ中央銀行が定期的に開く金融政策委員会(MPC)で決定されており、金融機関の預金・貸出金利などに影響を及ぼす。
JSCCIBの幹部であるサナン・タイ商工会議所会頭によれば、世界経済が減速し、タイ経済の成長が不均衡な状態での政策金利引き上げは、資金調達コストの上昇を招くことから、利上げは避けるべきとのことだ。