中銀総裁 バーツ高の今後は予想困難 利下げは効果なし
タイ中央銀行のウィラタイ総裁は11月23日、現在のバーツ高について、経済のファンダメンタルズを超えており行き過ぎていると指摘するとともに、もはや利下げはバーツ高高進に効果がないとの見方を示した。
バーツ高がタイの輸出にとって大きなマイナス要因となっていると指摘されているが、中銀総裁によれば、今後バーツ高が和らぐのか、あるいはさらに高進するかは予測不能であり、また、外的要因によってバーツ相場が劇的に変動することも考えられるとのことだ。
なお、バーツ相場は将来的にさらに不安定になる可能性があり、民間部門はこれに備える必要があるという。