鶏肉輸出 今年は10%増の見通し タイの新型コロナ対策が評価
タイ・ブロイラー加工輸出業者協会のアナン会長によれば、今年のタイの鶏肉輸出は新型コロナウイルス感染拡大のなか、これまでの予想を上回る1400億バーツあまりに達する見通しだ。タイがこれまでのところ感染拡大を諸外国と比べてうまく抑止できておりタイへの信頼度が高まっていることが要因という。
例えば、日本はタイ産鶏肉の主要な輸入国だが、タイにとってライバルのブラジルで新型コロナの感染者が増加していることから、タイからの鶏肉輸入を増やすことが期待されるとのことだ。
今年第1四半期(1~3月)のタイの鶏肉輸出は、前年同期比2.7%増の22万9572トン、金額では同7.2%増の8億8100万米ドルとなっている。