タイ米輸入国 今年はインドネシアが第1位
ナピントン副商務相によれば、今年はインドネシアがタイからのコメ輸入を増やしており、今のところタイ米輸入量最多国となっている。
インドネシアではエルニーニョ現象の影響と雨期到来の遅れで干ばつが起きており、とりわけ米所のジャワや南スマトラが大きな影響を受けている。このため、農家は水を多く必要とする稲ではなく、水が比較的少なくて済むトウモロコシなどの栽培を余儀なくされているという。
インドネシアは昨年、9万1714トン、4224万米ドル(14億8000万バーツ)相当のタイ米を輸入したが、今年は1~10月期だけですでに105万トン、5億2345万米ドル(184億2000万バーツ)相当を輸入していて、最大のタイ米輸入国となっている。
なお、タイは今年、10月までで合計692万トン、39億米ドル(1398億バーツ)相当のコメを輸出しており、前年同期比では量で11.4%、金額で24.7%増加している。