タイ中銀 「タイ経済回復には2年程度必要」 入国制限緩和に時間
タイ中央銀行は、GDPの2割を稼ぎ出す観光業が大きく落ち込んでいることから、来年のタイ経済成長見通しをこれまでの5%から3.6%に下方修正した。
タイ経済は観光業に大きく依存しているが、感染拡大を防止するためにタイを含めた多くの国が入国制限を継続しており、また、近い将来にこの制限が大幅に緩和されることはないと予想されている。このため、中銀は来年1年間にタイを訪れる外国人の見通しを1620万人から900万人に改めている。
中銀の担当者は、「タイ経済が新型コロナ感染拡大の前の状態に戻るには2年程度かかるだろう」と話している。