2月のビジネス信頼感指数 過去26カ月で最低
タイ商工会議所大学(UTCC)によれば、全国的なビジネス・センチメントの指標であるタイ商工会議所指数は2月が29.6で、過去26カ月で最低となった。UTCC理事会のサウワニー顧問は、新型コロナの感染リスクの高いエリアでの制限措置、経済の減速、政治の先行き不透明感、貿易赤字、石油価格上昇、バーツ高などが要因となって指数が下落することになったと指摘する。
一方、タナワットUTCC学長は、「タピオカ、ヤシ油、トウモロコシ、ゴムなどの農産物が値上がりしているが、失業者が増えていることがビジネス界ではいまだに不安の種。とりわけ観光業で失業者が増えている」と指数が今後回復するかどうかは不透明との見方を示す。