コロナ対策のロックダウン タイ財界の反応は「ほぼ効果なし」
タイ国内最大の産業団体であるタイ工業連盟(FTI)はこのほど、加盟企業の経営者を対象に実施した新型コロナに関する調査の結果を明らかにした。それによると、45業種に及ぶ企業201社の経営者のうち78.1%が人の流れを抑制するために実施されているロックダウン(都市封鎖)について、「効果は限定的」と回答した。「感染拡大を効果的に抑えている」と回答したのはわずかに6・5%にすぎなかった。
また、ロックダウンが感染拡大の抑止にさほど役立っていないことについて、72・6%が「近隣国からの出稼ぎ労働者の不法入国を効果的に抑止できていないのが理由」と回答している。