保険委員会事務所 コロナ保険金支払いの意図的遅延に法的措置検討
新型コロナ保険の加入者と感染者の増加に伴い、保険金請求が増えて保険会社による保険金の支払いが遅れるケースが出ているとされることから、保険委員会事務所(OIC)はこのほど、保険会社による保険金支払いの迅速化を目的とした措置を打ち出した。
OICでは8月31日に保険金支払い迅速化措置、および新型コロナの保険金支払いを意図的に遅らせている保険会社に対する法的措置を協議している。新型コロナ保険に関しては、保険会社による保険金支払いに時間がかかっているとの苦情が保険加入者からOICに今年に入って合計1671件寄せられており、昨年1年間の1305件をすでに上回っている。当該の保険会社はいずれもOICの聞き取りに対し、「意図的に支払いを遅らせたことはない」と釈明しているとのことだ。