タイ工業連盟 ウクライナ危機で自動車輸出の減少を懸念
タイ最大の経済団体であるタイ工業連盟(FTI)が、ロシアがウクライナに軍事侵攻したことによる経済的影響、とりわけタイの自動車輸出への影響を懸念している。今年1月の自動車輸出は世界的な半導体不足などにより前年同月を5.8%下回った。
FTI自動車部会の広報を担当するスラポンFTI副会長は、「ウクライナ情勢がさらに深刻化した場合、ロシアが受ける経済制裁により世界経済にブレーキがかかり、タイの自動車輸出に影響する可能性がある」と指摘する。
なお、今年1月のタイの自動車生産は15万1747台で、前年同月比で2.45%の増加だった。