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【製造】原油高と安価輸入材流入が鉄鋼業に圧力 製造コスト上昇がタイ産業界に波及の恐れ

タイ鉄鋼業界が原油高と安価な輸入材の流入という二重の圧力を受けている。中東情勢に伴う石油価格の上昇は輸送費と電力費を押し上げ、鉄鋼メーカーのコスト負担を重くしている。中国などからの安価な鉄鋼製品が市場に流れ込む中、タイ国内メーカーは価格転嫁が難しい状況に置かれている。

鉄鋼は建設・自動車・機械・電機・包装など幅広い産業の基礎素材であり、採算悪化は単一業界にとどまらない。原材料・エネルギー・物流が同時に上がれば製造業全体の利益率を圧迫し、工場の稼働率が低いままでは固定費負担も重くなる。

日系企業にとっては、鋼材価格の変動だけでなく、調達先の財務体力と納期安定性を確認する必要がある。タイではインフラ投資や民間建設の遅れが鋼材需要を抑える一方、EVや家電・産業機械向けには品質の高い鋼材が求められる。低価格輸入品の増加は短期的には購入側のコストを下げるが、国内メーカーの設備投資や品質維持を難しくし、中長期の供給リスクにつながることが避けられない。今後、タイ政府が反ダンピング措置・規格検査・輸入監視をどう運用するかも焦点となる。

建設会社や部品メーカーは、見積もり時点と納入時点の価格差を契約でどう扱うかを明確にしたい。エネルギー高が続けば、鋼材だけでなくセメント・樹脂・輸送サービスにも値上げ圧力が広がる。代替材の検討・在庫水準の調整・長期契約の見直しを進めるべき局面だ。特に中小サプライヤーは価格転嫁力が弱く、資金繰り悪化が納期遅延につながりやすい。複数調達と与信管理を組み合わせ、短期の安値だけで判断しない姿勢が求められる。

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