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【貿易】タイ産鶏肉輸出が危機、中国禁輸と中東情勢で年間輸出が大幅減へ

タイのブロイラー加工輸出協会によると、タイ産鶏肉の輸出量が急減しており、このまま推移すると今年は2025年の実績(約130万トン・1560億バーツ相当)から大幅に落ち込む見通しだ。

最大の打撃は中国市場への輸出停止だ。タイはこれまで22の加工工場から中国へ輸出していたが、現在は5工場のみに縮小されている。中国当局が生産基準と衛生検査を厳格化したことで、複数工場の輸出認定が停止。タイの対中輸出量は従来の10万トンから今年は4万〜5万トン程度に半減する見込みだ。

中国側が生産基準と衛生検査を厳格化した背景には中国の国内鶏肉生産能力の拡大と輸入削減政策がある。ただ、タイのサプライヤー側の生産能力は維持されており、中国側の対応が変われば速やかに輸出を再開できる体制は整っているという。

中東紛争も深刻な影響を及ぼしている。中東市場向け輸出は事実上停止に追い込まれ、従来2万トンを輸出していた同市場への出荷は今年ゼロになる見込みだ。加えてホルムズ海峡を通過できないことで、英国やEU向けの輸送が喜望峰経由の大回りを余儀なくされており、運賃が大幅に上昇している。

コスト面でも複合的な打撃が続く。中東の原油生産縮小による石油化学製品不足が包装用プラスチックの調達難を招いており、干ばつや輸送障害によるトウモロコシ・大豆ミールの価格上昇も飼料コストを押し上げている。こうした要因が重なり、1〜2月の輸出量はすでに前年同期比2%減に転じた。

注目すべきは、日本がタイ産鶏肉の最大輸出先であることだ。年間50万トン・輸出量の約40%を占める日本向けについては、影響が最小限にとどまるとの見方もあるが、コスト上昇が価格交渉に影響を及ぼす可能性は排除できない。タイ産鶏肉を調達・販売する日系企業は供給環境の変化を慎重に見極める必要があろう。

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