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【不動産】バンコク中心部のオフィス空室率が上昇 新規供給過剰で交渉好機

不動産調査機関の最新報告によると、バンコク中心部におけるプライム級オフィスの空室率が上昇傾向にあることが分かった。近年相次いで竣工した大型複合開発プロジェクトにより、オフィススペースの新規供給が需要を上回っていることが主な要因だ。これにより、これまで高値で推移していた一等地の賃料相場に変化の兆しが見え始めている。

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テナント優位の市場環境とビル側の囲い込み

供給過剰を背景に、多くのオフィスビルオーナーは新規テナントの獲得や既存テナントの維持に向け、賃料の据え置きやフリーレント期間の延長といった柔軟な条件を提示し始めている。また、最先端の共有スペースや環境配慮型のインフラを導入することで、建物の付加価値を高める動きも活発だ。企業側にとっては、従来よりも有利な条件でより質の高いオフィス環境を確保できる可能性が高まっており、移転や契約更新の交渉において主導権を握りやすい状況が生まれている。

固定費削減に向けたオフィス戦略の見直し

バンコクに統括拠点や主要オフィスを構える日系企業にとって、今回のオフィス市場の需給緩和は、固定費の削減や就業環境の改善を進める絶好の機会となる。在宅勤務の定着に伴うスペースの最適化や、従業員のエンゲージメントを高めるためのスマートオフィスへの移転など、中長期的な経営戦略に合致した拠点計画を立てやすい。市場の動向を的確に見極めながら、ビルの選定や契約条件の交渉を進めることが、現地での運営コストの効率化に大きく貢献する。

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